2023 年 7 月 13 日、サンフランシスコ — リアルタイム 3D(RT3D)コンテンツの制作、運用のための世界有数のプラットフォームである Unity(NYSE:U)は本日、Unity Gaming Services が提供する 迷惑行為検知ソリューション Safe Voice を発表しました。このソリューションは、高度な音響と語彙解析を活用し、ゲーム内の迷惑行為を広範囲にわたって特定します。このテクノロジーは文脈を認識して、声のトーンや大きさ、音調、イントネーション、感情、そして他プレイヤーとのやり取りの文脈など、ユニークな音声の特徴を分析し、ニュアンスに富んだインサイトを提供します。Unity のボイスチャットソリューション(Vivox)とシームレスに統合できるように構築された Safe Voice は、ゲームエンジンに依存せず、ゲームのプレイヤーコミュニケーションツールキットに重要なセーフティ・レイヤーを提供します。従来手動で行われていた検知作業を自動化し、ほぼリアルタイムで結果報告。これによりゲーム提供者は迅速な対応が可能となり、よりポジティブで安全、かつ参加型のゲームコミュニティの構築と育成が容易になります。
「ゲーム内の迷惑行為や破壊的行為からコミュニティを守るためにゲーム提供者をサポートする高品質なソリューションで、Unity は業界をリードしています」と、Unity Gaming Services の SVP 兼 GM の Jeff Collins は述べています。「Safe Voice は、かつては手間とリソースを大量に消費していたプロセスを効率化し、効果的でスケーラブルなものにする最先端技術であり、私達がこの問題にどのように取り組んでいるかを示すものです。迷惑行為対策を簡素化し、より安全でインクルーシブなゲーム環境を構築するための道を開くツールでスタジオを支援できることをうれしく思います。」
Safe Voice は、高度な機械学習アルゴリズムを活用し、プロアクティブな迷惑行為対策とプレイヤー主導の迷惑行為対策の両方を提供します。プレイヤーが迷惑な行為や破壊的な行為にフラグを立てると起動し、有害なイベントの兆候となりうるゲーム内の行動やアクティビティ(プレイヤーが他のプレイヤーをミュートしたり、突然退出したりするなど)を監視します。セッションレポートダッシュボードにより、モデレーターはプレイヤーとのやり取りを詳細にニュアンスも含めて理解し、コミュニティの健全性をよりよく監視することができます。オーバービューダッシュボードでは、長期的なトレンドが表示され、ゲーム内で最も混乱を引き起こしている行為が浮き彫りになるため、モデレーターは対応すべき事例に優先順位をつけることができます。
無料プレイの人気タクティカルシューティングゲーム『ローグカンパニー』を開発した Hi-Rez Studios は、最近迷惑行為を管理するために Safe Voice を採用しました。
「Safe Voice は、私たちのコミュニティをよりよく理解するための画期的なツールです」と、『ローグカンパニー』のリードプロデューサーである Tony Jones 氏は述べています。「このツールのおかげで、信頼と安全性の観点だけでなく、一般的なゲームプレイの観点からも、ゲーム内で何が起きているのかが見えるようになりました。 Safe Voice のダッシュボードに追加されたデータポイントは、モデレーターがリスクの高いユーザーやインシデントを迅速に特定するために不可欠であり、より効率的かつ効果的な方法で大きな問題に発展する前に状況を緩和することができました。」
Safe Voice は、Unity Gaming Services を通じて提供されるエンドツーエンドの迷惑行為対策ソリューションの最初の製品です。 Safe Voice は現在クローズドベータ版として提供されています。開発者は、専用ウェブサイト https://create.unity.com/safe-voice-beta からアクセスをリクエストできます。Safe Voice の詳細については、 https://unity.com/products/safe-voice をご覧ください。
Unity について
Unityは、インタラクティブなリアルタイム3D(RT3D)コンテンツやエクスペリエンスを制作し、成長させるための世界有数のプラットフォームです。Unityの包括的なソフトウェア・AIソリューションのセットは、スマートフォン、タブレット、PC、コンソール、VRおよびARデバイス向けの没入型リアルタイム2D・3Dコンテンツおよびエクスペリエンスの構築、実行、成長のための仕事を行うあらゆる規模のコンテンツ制作者に、開発ライフサイクル全体にわたるサポートを提供します。詳細については、Unity.com/jaをご覧ください。